バルトレックスとファムビルの違い

バルトレックスの主成分はバラシクロビルであるのに対して、ファムビルの主成分はファムシクロビルという成分です。
どちらも抗ヘルペスウイルス薬であり、バルトレックスは体内でアシクロビルに、ファムビルはペンシクロビルに変換されるプロドラッグとなります。
違いとしては服用後の血中濃度の半減期がバルトレックスの成分が返還された後のアシクロビルの方がファムビルが返還された後のペンシクロビルよりも長くなっていて、単純疱疹に対して用いる場合にバルトレックスの場合は服用回数が一日二回であるのに対して、ファムビルの場合は一日三回となっています。
1錠での薬価が両方ともほぼ同じであるので、ファムビルの方が服用回数が多くなる分だけ薬価が高くなります。
その他の違いとしては、ファムビルは比較的新しく登場した薬であるために適応症としては単純疱疹と帯状疱疹に対してのみ認められているのに対し、バルトレックスの場合はその他にも水痘や性器ヘルペスの再発抑制などにも認められているほか、小児に対して服用する事が出来るのもバルトレックスだけという事になります。
その他の違いとしては、ウイルスに感染した細胞内での薬剤濃度の半減期はファムビルの有効成分であるペンシクロビルの方がバルトレックスのアシクロビルよりも長くなっています。
ただ、単純疱疹や帯状疱疹の患者が服用する場合には、服用回数の違いはありますがどちらもウイルスの増殖を抑える働きがあるという点では共通しているので、大きな違いは無いと言えます。
説明の中でも述べたようにバルトレックスの方が適応症については種類が多いですが、それはファムビルがまだ比較的新しい薬であるという理由も大きく、今後ファムビルの適応症の種類が増えていく可能性もあります。

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